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PCやデータセンターの省エネ推進へ、国際組織が日本で取り組み強化

» 2008年05月29日 07時00分 公開
[ITmedia]

 データセンターの省エネ化を進める国際組織「グリーン・グリッド」と、PCやサーバの省エネ化を推進する国際組織「クライメート・セイバーズ・コンピューティング・イニシアチブ」はそれぞれ、日本国内での取り組みを強化すると5月28日に発表した。

 それぞれ、米Intelや米Microsoftなど大手ITベンダーが参加する国際組織。グリーン・グリッドは初めて日本に委員会を設置し、日本のIT関連企業などで構成する「グリーンIT推進協議会」(会長:町田勝彦シャープ会長)と提携すると発表した。クライメート・セイバーズもグリーンIT推進協議会との取り組みを強化する。

 グリーン・グリッドが設置したのは、日本の企業のエネルギー効率を調査・分析する「日本データ調査委員会」と、分析結果を会員企業などに提供する「日本コミュニケーション委員会」。新たに日本語版Webサイトも公開した。日本を拠点に、アジア地域への活動を拡大していくとしている。

画像 クライメート・セイバーズのローリー・ワイグル代表

 クライメート・セイバーズは、従来から連携していたグリーンIT推進協議会との取り組みをさらに広げ、情報交換やイベント開催の協力などを行う。

 代表を務めるIntelのローリー・ワイグル氏は「デスクトップPCは特に電力効率が悪く、電力の半分をロスしている。さまざまな企業と連携し、電力効率のいいマシンの導入を進めていきたい」などと話した。

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