競売会社の英Christie'sは6月17日、ニューヨークで行われたオークションにおいて、1878年11月発行の、米コネチカット州ニューヘブン地区向け電話帳が、17万500ドルで落札されたことを明らかにした。
Christie'sによれば、グラハム・ベルが電話機を開発したのが1876年3月10日。ニューヘブンで初の商用電話サービスが開始されたのが1878年1月という。
40ページの電話帳には、加入者391人の氏名と電話番号のほか、「電話を使いたいと思うまで、決して受話器をフックから外さないこと。話したいときは『Hulloa!』と会話を始め、話し終わったら『That is all!』と言い、相手は『O.K.』と言うこと」といった電話の正しい使い方や、広告などが記載されている。
同社によると、1878年2月に、約50人の氏名を載せた1ページの電話帳が最初に出版されたと伝えられるが、現存していない。今回落札された電話帳は、現存する米国最古の、唯一の電話帳とみなされているという。
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