ITmedia NEWS > セキュリティ >
セキュリティ・ホットトピックス

MSのAccessビュワーに未修正の脆弱性ターゲット型攻撃も多発

» 2008年07月08日 08時25分 公開
[ITmedia]

 Microsoft OfficeのSnapshot Viewerに新たな脆弱性が見つかり、この脆弱性を突いたとみられるターゲット型攻撃が多発しているという。修正パッチは未公開。

 Snapshot ViewerはAccessで作成したリポートを見るためのビュワー。MicrosoftとUS-CERTが7月7日付で公開した情報によると、脆弱性はActiveXコントロール(snapview.ocx)に存在し、Internet Explorer(IE)を通じて悪用される恐れがある。

 攻撃者が細工を施したWebページを作成し、ユーザーをだまして閲覧させると、リモートでコードを実行できるようになる。

 Microsoftによれば、影響を受けるのはMicrosoft Office Access 2000、Microsoft Office Access 2002、Microsoft Office Access 2003のSnapshot Viewer。また、スタンドアロンのSnapshot Viewerにもこの問題のActiveXコントロールが含まれている。

 US-CERTは当面の回避策として、IEでキルビットを設定し、問題のActiveXコントロールを無効にする、IE 7にアップグレードする、管理者権限でWindowsを実行しない、などの対策を挙げている。具体的なやり方はMicrosoftが技術文書で解説している。

 Microsoftは今後、月例パッチまたは臨時パッチでの対処を含め、適切な措置を取る方針だという。

過去のセキュリティニュース一覧はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.