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「発言の一部だけ報じられた」 拉致問題発言で批判の加藤紘一氏、サイトに発言詳細

» 2008年07月11日 15時02分 公開
[ITmedia]
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 自民党の加藤紘一元幹事長が「拉致被害者5人を北朝鮮に返すべきだった」とテレビ番組で発言し、批判を受けた問題で、加藤氏が公式サイトで経緯を説明して釈明した。「発言の一部だけが報じられたが、前後の文脈を知っていただいた上で趣旨をご判断いただければと」とし、詳細な発言内容を掲載している。

 加藤元幹事長は7月7日にBS11で放送された「西川のりおの言語道断」で拉致被害者について「国家と国家の約束ですから(北朝鮮に返した方が)よかった」などと発言。これを通信社が伝え、拉致被害者家族などから批判を受けていた。

 加藤元幹事長はサイトで発言の意図について「拉致という犯罪を犯した北朝鮮に『日本は約束を守らなかった』という口実を与え、その後の交渉が途絶える一因を作ったと考えている」などと説明。番組内での北朝鮮問題に関する発言をほぼ丸ごと掲載し、理解を求めている。

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