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東芝1Q、242億円の営業赤字 半導体不振で

» 2008年07月30日 07時00分 公開
[ITmedia]

 東芝が7月29日に発表した2008年4〜6月期(第1四半期)連結決算(米国会計基準)は、242億円の営業赤字(前年同期は212億円の利益)となった。電子デバイス部門で大幅な営業赤字を計上したことが響いた。

 売上高は前年同期比2.8%減の1兆6187億円、税引き前損益は164億円の赤字(同340億円の利益)、純損益は116億円の赤字(同206億円の利益)。

 電子デバイス部門で342億円と大幅な営業赤字を計上(前年同期は167億円の利益)。システムLSIやメモリを中心に半導体が低調だったほか、NAND型フラッシュメモリの価格下落や円高が響いた。

 PCやテレビ、HDDが好調で、デジタルプロダクツ部門は黒字転換し、132億円の利益(同23億円の損失)となった一方、個人消費の低迷の影響で家電部門の損失幅は拡大し、69億円の営業損失(同26億円の損失)に。社会インフラ部門は43億円の営業利益(同9億円の利益)だった。

 通期見通しについては「今後の事業環境の推移を注意深く見極める必要があり、必要に応じて見直しを行って素早く開示する」としている。

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