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受信ボックスに300通、「電子メール破産申告」も――メール中毒実態調査

» 2008年08月01日 08時26分 公開
[ITmedia]

 今や半数近くの人が電子メール中毒で、休み中でも仕事のメールをチェックしてしまう――米AOLが今年で4回目になる米国電子メール中毒実態調査の結果を発表した。

 調査に参加した約4000人の米国の電子メール利用者のうち、自分が電子メール中毒だと答えたのは46%と、前年の15%から大幅に増えた。1日に4回以上メールをチェックする人は、前年の45%から51%に拡大している。メールチェックの回数が1日に10回を超える人は5人に1人。

 仕事で電子メールを使っているユーザーのうち、62%は週末にも仕事のメールをチェックしているという。さらに、休暇中も仕事のメールをチェックしなければならないと感じている人は28%、19%はバケーションの行き先として電子メールにアクセスできる場所を選んでいる。

 電子メールから離れ難いという人も多く、60%のユーザーは6日以上メールをチェックせずに過ごしたことはないという。メールなしで過ごせるのは1日までという人は17%に上る。

 電子メールをチェックする状況もさまざまで、「ベッドの中でパジャマを着て(67%)」「浴室(59%)」「運転中(50%)」「会議中(38%)」「デート中(25%)」「教会(15%)」などの回答が挙がっている。また32%が間違った相手にメールを転送したことがあり、メールでデートを申し込んだことがある人は12%、メールで別れたことがある人は7%。さらに16%は、元恋人からのメールをまだ持っているという。

 また電子メール利用者のうち20%は、受信ボックスに300通を超える電子メールがあるという。大量の電子メールを処理しきれないため、メールを全部消去して新たに出直す「電子メール破産申告」を実行した、あるいは真剣に検討している人は27%に上った。

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