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» 2008年08月05日 08時11分 UPDATE

Intel、メニーコアプロセッサ「Larrabee」の概要を公開

Intelがグラフィックス用途向けメニーコアプロセッサLarrabeeの概要を初めて公開した。

[ITmedia]

 米Intelは8月4日、次世代プロセッサ「Larrabee」(コードネーム)の概要を公開した。

 x86コアを多数集積した初の「メニーコア」アーキテクチャだとしている。同技術を搭載した製品は、まずグラフィックス市場向けに2009〜2010年に出荷開始予定という。

 当初はグラフィックスアプリケーションに照準、DirectXやOpenGLをサポートし、既存のゲームやプログラムを実行できるようにする。将来的には、科学エンジニアリングソフトウェアを含む高度な並列アプリケーションなどにも範囲を広げていくという。

 LarrabeeアーキテクチャはPentiumプロセッサの実行パイプラインを継承しており、各コアは短い実行パイプラインとコヒーレントな1次キャッシュを持つ。ベクター演算ユニット(VPU)、マルチスレッディング、64ビット拡張命令、高度なプリフェッチングなどをサポートするため、演算能力が大幅に向上する。スレッドごとに異なるレジスタセットを持ち、1コア当たり4つの実行スレッドをサポート。単精度と倍精度の浮動小数点数演算に対応する。

 グラフィックスとそのほかのアプリケーションに対応する固定関数論理ブロックを少数に限定することで、1ワット当たりのパフォーマンスを向上させると同時に、アーキテクチャの柔軟性とプログラム性を上げたという。またコヒーレントなオンダイ2次キャッシュを装備、1024ビット幅の双方向リングネットワークを採用することで、コア間のやり取りを高速化する。

 Larrabeeのネイティブなプログラミングモデルは、イレギュラーなデータ構造を持つ高度な並列アプリケーションもサポートする。これにより、グラフィックスAPIの開発、新しいグラフィックスアルゴリズムの迅速な開発などが可能となる。

 アーキテクチャの詳細については米国計算機学会(ACM)のサイトで公開されている。

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