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» 2008年08月08日 11時32分 UPDATE

Google AppsとGmail、一部ユーザーで15時間にわたる障害

ユーザーは、障害の長さやGoogleのあいまいな回答に不満を持ったようだ。

[Clint Boulton,eWEEK]
eWEEK

 一部のGoogleユーザーが、「アクセス障害」でGoogle AppsとGmailを利用できない状態が15時間続いた。中には、有料でサービスを利用しているユーザーもいた。

 この問題は、米東部夏時間で8月6日午後2時から7日午前5時ごろまで続いた。GoogleのWebサービスの障害に慣れていないユーザーには、歓迎できないショッキングな出来事だった。

 Googleは、多数のGmailユーザーとAppsユーザーが必要とするサービスを支えるサーバに数十億ドルを投じている。これらのサービスがダウンすれば、ユーザーはすぐにショックや不安、少なからぬ怒りを表す。

 問題の兆候は、6日2時4分にGoogle Apps Discussion Groupフォーラムに現れた。1人のユーザーが502サーバエラーについての不満を書き込んだ。

 Google Appsアドバイザーがフォーラムに加わったころには、さらに3件の苦情が投稿されていた。アドバイザーは「ごく一部のユーザーにこの問題が起きている。現在、当社の技術チームが解決に向け取り組んでいるところだ」と書いている。

 現時点では、問題の原因や影響を受けたユーザーの数は明らかになっていない。

 Google AppsとGmailは午前4時43分ごろに復旧したようだとアドバイザーは述べている。「今は公表できるような詳しい情報はないが、このような問題が再発しないよう、システムを強化している」

 おそらくユーザーにとって最もいら立たしかったのは、GmailとAppsの障害が不必要に長く感じられたことと、障害についての質問へのあいまいな回答、サービス復旧時に原因の説明がなかったことだろう。実際、オンデマンドサービス販売業を営むTimと名乗るユーザーは、Googleがダウンしたショックを以下のように記している。

 GoogleはおそらくSalesforce.comの50倍の規模だろうが、製品の先進度は50分の1程度のようだ。これほどのダウンタイムは受け入れがたい。(別の投稿で)この分野は、ベンダーの信頼性が高ければひたすら伸び続けるろう。今Googleは、この分野で質の高い製品を提供しているほかのベンダーに害を及ぼしている。わたしの会社がGoogle Appsを使い続けるかどうか、かなり疑わしい。

 影響を受けた顧客の多くは、2つか3つ持っているGoogleアカウントのうち1つだけで問題が起きた。影響を受けたアカウントの中には、ユーザー当たり年間50ドルのApps Premier Editionのものもあった。

 これらのユーザーは、Google Appsを使って事業を運営しているため、Appsがダウンすると損失を被ることになる。Gmailで顧客と連絡を取れなかったり、ワープロ文書、スプレッドシート、プレゼンテーションファイルを共有できないため、締め出されたように感じる。

 Vulfと名乗るユーザーはこのように述べている。「今日このサービスをクライアントに勧めたばかりだ。今となっては十分な信頼性があるのか分からない。どんなホスティング型サービスにも障害はあるのは知っているが、Googleはもっとちゃんとしていると思っていた」

 サービス障害の被害者がやせ我慢をしなければ、Googleが今回の問題で、無料版であれ有料版であれ、一部の顧客を失うのは明らかなようだ。この問題は、クラウドコンピューティングサービスが、インターネット上でソフトを提供する際に直面する成長痛の新たな兆しと言える。

 Microsoftやそのほかのオンラインサービス新規参入企業は賭け金を引き上げられるだろうか? 注目に値する。

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