カナダのNortel Networksは8月21日、企業向け3D仮想空間のプロトタイプを開発中だと明らかにした。
「web.alive」は、同社が「Project Chainsaw」というコードネームで開発している仮想世界ソフトウェア。Web上の仮想空間で、アバターを使って社員同士のコラボレーションや、顧客、パートナーとの交流ができるという。
Nortelは、web.aliveは従来の電話会議よりもリアルなコミュニケーションが可能で、企業はweb.aliveを企業ネットワークや既存のCRM(顧客関係管理)ソフトなどにつないで活用することができるとしている。社員がweb.alive上で共同作業することで、出張費を削減できるとも述べている。
またNortelはこの日、3D音声技術を手掛けるDiamondWareの買収を発表した。DiamondWareはSecond Lifeの3Dボイス機能で利用されている技術を手掛けており、Nortelは同社の技術をweb.aliveに活用するという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR