世界最薄テレビ・9.9ミリの新「BRAVIA」
「世界初の感動はブラビアから」――ソニーは8月28日、液晶テレビ「BRAVIA」の新製品として、厚さ9.9ミリで40V型の世界最薄「ZX1」や、世界初の4倍速動画補正技術を搭載した「W1」シリーズを含む4モデル・8機種を10月から順次発売すると発表した。
新製品はフルHD(1920×1080ピクセル)表示に対応し、すべて40V型以上。「液晶テレビ市場では37型以上を購入する人が増えている」として大型モデルを充実させ、独自技術で差別化して年末商戦に備える。それぞれオープン価格。
世界最薄、レイアウトも自由に
ZX1は最薄部の厚さが9.9ミリ。バックライトは白色LEDだが、背面ではなくベゼル部分から照らして偏光板で拡散させる「エッジライト方式」を採用することで薄型化を可能にした。
ディスプレイ部分の重さは12.2キログラムで、同サイズの液晶で最軽量に抑えた。外付けチューナーから映像・音声をワイヤレスで伝送するため、ケーブル配線も不要。壁掛けにも向いており、設置の際の自由度も高い。11月10日発売で、実売予想価格は49万円前後。
ZX1向けに、フレームやスピーカーの色、設置スタイルを選べるオーダーメードサービス「プレミアムオーダー」を始める。「部屋のデザインに合わせたい」「設置スタイルを変えたい」など多様化した顧客の声に応えるためとしており、漆塗り技法で塗装しフレームなどが選べる。開始時期や価格は追って告知する。
「4倍速」「ブラビア史上最高画質」
毎秒240コマ表示が可能な4倍速動画補正技術「モーションフロー240Hz」を搭載したW1シリーズ(46V型/40V型)は、残像感を低減し、スポーツなど動きが速い映像もクリアに映し出すのが売り。11月10日発売で、実売予想価格は46V型が40万円前後、40V型が29万円前後。
「XR1」シリーズ(46V/55V型)と「X1」(40V/46V/52V型)シリーズの新製品も画質が売りだ。XR1は、3色のLEDバックライトを部分制御することでコントラスト比を100万:1に高めた。色再現領域も拡大しており「ブラビア史上最高画質」をうたう。
X1は新開発の高画質エンジン「ブラビアエンジン2プロ」を搭載し、重なり合った物の境界線や顔の輪郭、テロップと映像の境目などをクリアに映し出す。
それぞれ10月10日に発売。XR1は46V型が60万円前後、55V型が75万円前後。X1は40V型が32万円前後、46V型が43万円前後、52型が53万円前後。
液晶テレビの販売計画は「順調」
ソニーマーケティングの栗田伸樹副社長によると、北京オリンピックによるテレビ需要はそれほど大きくなかったという。「中国では地震などの影響でピークは来なかった。日本の7、8月の液晶テレビの販売額は、前年同期比30~35%増だったが、市場自体も拡大しているので、オリンピックの影響は10~15%くらいだろう」
地上アナログ放送が終了する2011年に向け、国内では年間1000万台以上の需要が続くと見る。同社は今年度、世界全体で1700万台の販売目標を打ち出しているが、「順調に推移している」(FTV事業部門の吉川孝雄部門長)という。
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