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みんなでヘコむ「リグレト」で、見知らぬ人になぐさめられたねとらぼ

» 2008年09月04日 15時11分 公開
[ITmedia]

 悩みや後悔など“ヘコんだ”ことを匿名で打ち明け、みんなになぐさめてもらえるサイト「リグレト」を、ネットベンチャーのディヴィデュアルが9月1日に公開した。「別れたばかりの元カノにもう彼氏できてた」「一生懸命作ったPDF、どうしてもプリンタで出ない」「お腹痛い」などさまざまな“ヘコみ”となぐさめの言葉が投稿されている。

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 トップ画面では「パックマン」のような小さな丸いキャラがうろうろし、みんなの“ヘコみ”が書かれたたくさんの水色の吹き出しが、ふよふよと浮くような感じで並んでいる。吹き出しをクリックすると「なぐさめる」のフォームが登場。その吹き出しの“ヘコみ”に対するなぐさめの言葉を投稿できる。

 記者も愚痴を投稿してみた。「仕事が終わらない」「鼻水が止まらない。花粉症だと思ってたのに季節も過ぎてる」――すると数分のうちにそれぞれ、複数のなぐさめが届いた。

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 仕事の愚痴には「私も終わらない、仲間」「少しでも前に進めば、いつか終わるさ」、鼻水の愚痴には「それはつらいですね。耳鼻科に行かれてみては」「杉以外の花粉症もあるよ」「ブタクサでは」などと優しい言葉をかけてくれる。見も知らぬ記者のどうでもいいつぶやきに、こんなに丁寧に答えてくれるなんてと感激した。

 ユーザー登録すれば、なぐさめてもらった人に「ありがとうを送る」ことができる。ありがとうを送るとその後悔は“成仏”。サイトから消える。


画像 100以上のなぐさめが付くことも

 サイトには4日午後2時25分までに5228の後悔(“ヘコみ”)と2万69のなぐさめ、2万5917のありがとうが投稿されているとあり、1つの“ヘコみ”に平均4つはなぐさめが付いているようだ。

 オープン翌日・9月2日には、前日に辞任を表明した福田康夫首相を意識してか「辞任したけど、誰もお疲れ様って言ってくれない」という“ヘコみ”が投稿され、4日朝に成仏するまで351ものなぐさめが投稿されたという。

 同社は「ユーザー同士の善意が増幅されるような工夫を盛り込んだサービスとして開発した」という。

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