Linuxベンダーの米Red Hatは9月4日、仮想化ベンダーQumranetの買収を発表した。買収額は1億700万ドルに上る。
Qumranetは、KVM(カーネル仮想マシン)プラットフォームや仮想デスクトップインフラ(VDI)のSolid ICEなどの仮想化製品を手掛けている。KVMはLinux向けに仮想化および擬似仮想化機能を提供するオープンソースソフト。Solid ICEはデータセンターのサーバ上にあるKVM内で、仮想デスクトップを走らせる製品。WindowsおよびLinuxの仮想デスクトップを走らせることができる。Red Hatは買収により、仮想化への取り組みを前進させ、Windowsデスクトップを管理するための仮想化ソリューションを拡張できるとしている。
Red Hatは、今回の買収が今会計年度(2009年2月28日締め)の売上高を大きく増やすことはないが、翌年度には最大で売上高を2000万ドル上乗せすると見込んでいる。
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