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MySpace Music、4大レーベル参加でスタート

» 2008年09月26日 08時16分 公開
[ITmedia]

 米News Corp.傘下のMySpaceは9月24日、4大レーベルとの合弁音楽サービス会社「MySpace Music」を正式に立ち上げた。4月の発表時点ではSONY BMG MUSIC ENTERTAINMENT、Universal Music Group、Warner Music Groupの3社が参加を表明していたが、EMI Musicも加わり、4大レーベルがそろった。またインディーズ系の大手音楽配給会社の米OrchardやSony ATV/Music Publishingなどの音楽出版社とも提携したことを明らかにした。

 当面は米国限定のサービスとなり、対応言語は英語とスペイン語のみ。音楽プレーヤーを含む一部のサービスについては、今後全世界向けに展開する計画という。

 サービスの第一段階として、まず音楽管理ツールセット「MyMusic」を提供する。ユーザーは楽曲を検索、再生、ダウンロード購入でき、またプライベートと公開用のプレイリストを作成できる。公開用プレイリストでは、ほかのユーザーとの楽曲の共有が可能だ。

myspace

 広告収入による音楽ストリーミング配信により、ユーザーは多くの曲を無料でフル再生できる。現在、McDonald's、Sony Pictures、State Farm、トヨタなどが広告スポンサーになっている。

 またAmazon MP3のeコマース技術提供により、DRMフリーの楽曲をダウンロード購入できる。MySpace内のアーティストのプロフィールページや、友達のプレイリストなどに組み込まれた購入ボタンをクリックするだけで、MP3形式の楽曲をダウンロード購入でき、iPodをはじめとするほとんどのデジタル音楽プレーヤーで再生できる。またJamsterの協力により、「Find Ringtones」ボタンをクリックすれば、着信音を購入できる。

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