CEATEC JAPAN 2008
オンラインVOCALOID、「初音ミク」「がくっぽいど」で体験
低スペックのPCや携帯電話でも「VOCALOID」を――9月30日に開幕した「CEATEC JAPAN 2008」のヤマハブースで、「オンラインVOCALOID」をデモ展示している。Webブラウザからメロディーや歌詞を入力すると、サーバで音声合成を行い、「初音ミク」「がくっぽいど」の音声で歌ってくれるというものだ。
デモ用画面で初音ミクかがくっぽいどを選び、楽譜にメロディーと歌詞を打ち込むと、それぞれの声で歌った音声が再生される。
VOCALOIDを快適に動かすには比較的高スペックなPCが必要だったが、オンラインVOCALOIDは処理をすべてサーバで行うため、PC側は入力インタフェースさえあればよく、携帯電話などモバイル端末でも利用できるという。VOCALOIDはWindows専用だが、Macからの利用にも対応できる。
入力インタフェースも自由に作ることができる。従来のVOCALOIDとまったく同じピアノロールでもOKだが、デモでは、音符に合わせて歌詞を入力する簡易の楽譜画面が使われていた。
企業向けにASP提供する計画。「当社としてオンラインサービスの展開は初。まずは企業向けで限定的に展開したい」(説明員)考えだ。初音ミクやがくっぽいどなど既存のVOCALOIDソフト限らず、新たな音声データベースと組み合わせたサービス展開も可能だ。
技術はほぼ固まってきており、パートナー企業が決まれば、年内にもサービスを始められるという。
歌声自動補正、ネットで体験も
歌声を自動補正するオンラインサービス「Auto Vocoder Box」のデモも行っている。MIDIであらかじめ入力したメロディーに合わせて歌声を補正するというもの。業務用シーケンサーなどに搭載してきた機能を、オンラインサービス化した。
メロディーのない声と、「Amazing Grace」のメロディーを組み合わせ、上手に歌わせるというデモが見られるほか、自分の歌声の補正も体験できる。これもASPサービスとして、企業向けに販売していく。
「オンラインVOCALOID」「Auto Vocoder Box」とも、同社が今年始めた「Y2プロジェクト」の企画。「自社で眠っている技術をASPサービス化し、外部企業に利用してもらおう」という趣旨で、CEATECの開幕に合わせてWebサイトもオープンした。技術の概要を解説し、問い合わせを受け付けているほか、Auto Vocoder Boxのデモ版も体験できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
“自動で耳コピ”アプリ、ヤマハが無料公開 音源読み込み→3分でピアノ譜に
-
2
「悪用されそう」─―メルカリ「限定公開」機能、SNSで物議 同社に対策を聞いた
-
3
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
4
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
5
「AIで効率化しても仕事が増えるだけ」──月○時間浮かせても報告しない社員たち 広がる“AI版静かな退職”
-
6
トランプ政権のサックス氏、AI「ペース調整」論に苦言 「規制がなければできないふりをやめろ」
-
7
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
8
レベルファイブ発表会のAI演出が物議 「不自然」「内容よりAIが気になる」 日野社長「派手にしたかった」
-
9
“AWS公式サイト風”にカップ麺を紹介する画像が話題 分かりにくい説明文をそれっぽく再現 「もはやAWS文学」
-
10
映画「バックルームズ」が怖くなかったマンガ家、基になったネット都市伝説にハマって本作の楽しみ方を理解する
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR