新「AQUOS」全機種にBDレコーダー内蔵 「BDをビデオ感覚で」
シャープは、11月20日に発売する液晶テレビ「AQUOS DXシリーズ」全6機種16モデルに、Blu-ray Disc(BD)レコーダーを内蔵した。BDレコーダー内蔵テレビは世界初。アナログテレビとビデオデッキを使っているユーザーの買い換え需要を、年末商戦で取り込む狙いだ。
同社によると、ハイビジョン対応薄型テレビの普及率は43.9%まで高まったが、BDレコーダーを含むハイビジョンレコーダーの普及率は約13%にとどまる。ビデオデッキの普及率は約34%と高い水準を保っており、ハイビジョン番組をビデオに録画しているユーザーが少なからずいるようだ。
「ビデオテープが年間6700万本も売れているのは、操作が簡単で親しみやすいからだろう」――同社の片山幹雄社長はビデオの強さをこう分析する。
新AQUOSは、BDレコーダーをビデオ感覚で簡単に操作できるよう工夫。BDディスクを挿入するだけでテレビの電源が入り、チャンネル操作も不要で再生がスタートする「一発再生」や、番組表から番組を選ぶだけで録画予約できる「一発予約」機能などを備えた。一般のBDレコーダーに搭載されているHDDも省き、テープを入れ替えて録画するビデオと同じ感覚で、BDを入れ替えながら録画できるようにした。
テレビとレコーダーを一体化したため配線が少なくて済むのも特徴。「壁掛けにしてもすっきりと設置できる」とアピールする。26V/32V/37V/42V型/46V/52V型と6サイズをラインアップし、リビングに置くメインテレビとしての需要に加え、寝室や家族の部屋に置く2台目需要も狙う。
26V・32V型は1366×768ピクセルのハイビジョン表示、37V~52V型は1920×1080ピクセルのフルハイビジョン表示に対応した。本体カラーは、46~52V型は2色、それ以外は3色から選べる。
オープン価格で、実売予想価格は52V型が50万円前後、26V型が17万円前後など。BDレコーダーとテレビを別々に買う場合より割安に設定した。
年内には米国で、来年にはアジアと欧州でも発売する計画だ。片山社長は年末商戦の事業環境を「相当厳しく見る必要がある」と見ているが、「消費者の財布のひもが締まっていく中で、BD内蔵AQUOSのような消費意欲を誘う商品で勝負する」と意気込みを示した。
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