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NTT東西、法人サービスで誤請求 過大に約2億8000万円、過少に約8億円

» 2008年10月28日 07時00分 公開
[ITmedia]

 NTT東西地域会社は、法人向け専用サービスと電話サービスの一部で誤請求があったと発表した。両社合計で、過大請求が約2億7900万円、過少請求が約8億9700万円に上り、10〜20年以上前にさかのぼるものもあった。過大請求分は利息を付けて返還し、過少請求については「適正な請求への理解を求めてまいります」としている。

 誤請求があったのは、災害時などに重要な通信回線を確保するのが目的の「異経路サービス」。サービス利用中に、契約者から回線の変更申し込みがあった際に一部で事務処理に誤りがあり、請求の停止漏れ(過大請求)と請求漏れ(過少請求)が起きたという。

 過大請求は、NTT東が1997年3月からの12件・1億4400万円、NTT西が2001年8月からの6件・1億3500万円。過少請求は、NTT東が1996年8月からの23件・約7億700万円と、NTT西が1987年12月からの8件・約1億9000万円。

 今後、回線変更時の請求の停止・継続の実施状況を確認するチェック体制を強化するとともに、料金請求情報と異経路サービス契約状況を定期的に照合確認することで再発防止に取り組むとしている。

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