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Microsoft、PDCで「Windows 7」を初披露――プレβ版も配布

» 2008年10月29日 08時13分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは10月28日、米ロサンゼルスで開催の「Professional Developers Conference 2008(PDC 2008)」において、次期Windows OS「Windows 7」の初の公開デモを行った。同時にPDC参加者に、Windows 7のプレβビルドを配布した。β版配布時期については、2009年初頭としている。

 同社はまた、標準的なWebブラウザで利用可能なOfficeのWebバージョンも披露した。

 Windows 7については、Windows Vistaのハード、アプリケーション、デバイスドライバとの互換性があることを明言。プライバシーとデータを保護し、問題からのリカバリが迅速に行える新機能が追加されるとしている。新タスクバーの導入、インタフェースの改良により、頻繁に利用するリソースが見やすい場所に配置されるという。

 またネットワーク上のPC同士のデータ共有を、従来より簡単に行えるようにする。

 そのほか、タッチスクリーンインタフェースの導入により、指で触れたり、小さく手を動かすだけでPCが操作できるようになる。カメラや電話、プリンタなどの外部デバイスを一括管理可能な「Device Stage」機能も新機能として追加されているという。

 Microsoftはまた、次期Microsoft OfficeにWebアプリケーションが含まれることを明らかにした。個人ユーザーはOffice Liveを通じて、企業ユーザーはホストベースのサブスクリプションプログラムで、Word、Excel、PowerPoint、OneNoteを利用できるようになる。WebブラウザはInternet Explorer(IE)だけでなく、Firefox、Safariもサポートするという。OfficeのWebアプリケーションのプライベートテクニカルプレビュー版は年内リリースの予定。

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