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MSの企業向けサービス「Microsoft Online Services」に新製品

» 2008年07月09日 07時21分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは7月8日、企業向けオンラインサービス「Microsoft Online Services」のラインアップ拡充を発表した。PCをあまり使わない従業員から高度な機能を必要とするナレッジワーカーまで、さまざまな職場環境に対応できるようにしたとしている。

 Microsoft Online Servicesは、メッセージングとコラボレーションのためのアプリケーションをWebサービス化したもの。同社は今回、そのラインアップに「Exchange Online Deskless Worker」と「SharePoint Online Deskless Worker」を追加した。“デスクレス”すなわちフリーアドレス制のオフィスを想定。外勤が多いためPCをあまり使わず、だが同僚やパートナーとコミュニケーションを取る必要のあるユーザーのためのバージョンだ。この2つを合わせた「Deskless Worker Suite」を、1ユーザー当たり月間3ドルで提供するとしている。

 より充実した機能を必要とする職場環境向けには、Exchange Online、Office SharePoint Online、Office Communications Online、Office Live Meetingをセットにした「Microsoft Business Productivity Online Suite」を用意。こちらは1ユーザー当たり月間15ドルで提供する。各アプリケーションは、それぞれ単体料金での個別利用も可能。

 また同社は、パートナー企業がMicrosoft Online Servicesを自社製品と統合、カスタマイズして販売した場合、サブスクリプション収入の一部を分配するプログラムを発表した。パートナー企業は、Microsoft Business Productivity Online Suite、Deskless Worker Suite、またはスイートに含まれる各サービスを販売すると、初年度契約金の12%と、その後のサブスクリプション費の6%を取得できる。同日付で、AccentureやUnisysなどがMicrosoft Online Servicesの再販業者として認定された。

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