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ジェネオンがUniversal傘下に 日本法人と合併

» 2008年11月13日 07時00分 公開
[ITmedia]

 英Universal Pictures International Entertainment(UPIE)と電通は11月12日、電通が100%子会社・ジェネオンエンタテインメントの株式をUPIEに譲渡することで合意したと発表した。ジェネオンは来年2月、UPIEの日本法人と合併する予定。

 UPIEは米NBC Universalの一部門。ジェネオンは1981年設立。映画やアニメなどの制作やDVD販売を手がけ、2003年に電通傘下に入ったのを機に旧パイオニアLDCから社名変更した。UPIEの日本法人、ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン(UPJ)と今年3月から販売提携し、ジェネオンはユニバーサルの新作DVDを販売している。

 UPIEは12月初旬までにジェネオン株式の過半数を取得し、UPJとジェネオンを合併させる。合併後の新会社株式の保有比率はUPIEが80.1%、電通が19.9%。新会社の社名は今後発表する。

 新会社は新・旧作、TVシリーズDVDを含むユニバーサル全作品のマーケティングと販売を担当。国内コンテンツの制作・買い付けも積極展開する。電通は「国内の映像音楽市場が成熟し、デジタル化が進む中、ジェネオンがNBC Universalグループ会社になることで有力コンテンツの安定供給が可能になるのに加え、営業力強化が図れると判断した」としている。

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