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Microsoft、「Live Search API」の最新版をリリース

» 2008年11月15日 09時52分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは11月13日、パブリッシャーとWeb開発者向けに、「Live Search API」の最新版2.0βをリリースした。このAPIは、Live Searchの検索結果をWebサイトに組み込めるようにするためのもの。

 2.0βでは、従来のSOAPに加え、RSS、JSON、XMLをサポート。開発者向けポータルを強化し、使用許諾での制限を緩和したという。

 同社はまた、Live Searchの次の展開として、「Project Silk Road」と呼ぶプロジェクトを進めていることを明らかにした。同プロジェクトは各種のツールとサービスをカバーするもので、今回発表された強化型APIのβ版もこのプロジェクトの一環だという。

 Project Silk Roadは、オンラインコミュニティーに広くLive Searchを浸透させることを目指している。サイトの運営者・開発者が選んだランク付けとフォーマットで検索結果が表示され、サイトの運営者・開発者が選んだWebサービスプロトコルからコールできるようにする。また、百科事典Encartaのコンテンツや、キーワードのパフォーマンスを測定する Excelアドインなどのツールを利用できるようにすることで、Live Searchを採用するサイトのパフォーマンス改善と検索体験の向上を支援するとしている。

 Project Silk Roadは現在β段階で、試用してフィードバックを提供してくれる米国内のパブリッシャーを募集中だ。βテストに参加するにはWindows Live IDでLive Search Developer Centerにログインし、AppIDを作る必要がある。

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