米半導体技術企業Transmetaは11月17日、2億5560万ドルでNovaforaに身売りすることを発表した。
Novaforaは米カリフォルニア州サンノゼに本拠を置く、非公開のファブレス(製造設備を持たない)半導体企業。デジタルビデオプロセッサを開発している。
TransmetaおよびNovaforaの取締役会はこの買収を承認しており、今後Transmeta株主および規制当局の承認を得る。買収は2009年第1四半期に完了の見込みで、それに伴いTransmetaは上場廃止となる。現在の資産評価に基づくと、Transmeta株主は1株18.70〜19ドルを受け取る。
Novaforaのザキ・ラキブCEOは、「Transmetaの電源管理技術を当社のビデオプロセッサに加えることで、幅広いビデオ対応デバイス向けに製品を提供するという当社のビジョンを前進させられる」としている。
またTransmetaは、AMDとの非排他的特許ライセンス契約を結んだことも明らかにした。契約の一環として、AMDは同社が保有するTransmetaのB種優先株70万株をTransmetaに譲渡する。
なおTransmetaがこの日発表した第3四半期決算は、売上高は2530万ドル、純利益はIntelとの特許紛争和解に関連した収入により3060万ドルとなっている。
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