インサイダー取引疑惑のIT起業家、ブログで無実訴え
米証券取引委員会は11月17日、米国のIT起業家マーク・キューバン氏をインサイダー取引の疑いで提訴したことを明らかにした。
同委員会はテキサス州北地区の連邦地裁に訴状を提出、キューバン氏がMamma.comという企業の株式60万株を機密情報に基づいて売却したと主張している。
SECによると、キューバン氏は2004年6月、Mamma.comとの守秘義務契約に応じた上で、同社が株式を市場価格よりも安く売り出すという情報を得た。それから数時間以内に、同氏は保有していたMamma.com株を売却するようブローカーに指示したと訴状にはある。株式の売り出しが発表されたときに、Mamma.comの株価は前日終値から9.3%下落した。発表前に株式を売却したことで、キューバン氏は75万ドルを超える損失を回避できたとSECは主張している。
キューバン氏の弁護士はこの日、同氏のブログで、SECの申し立てには「根拠がなく、訴追裁量の甚だしい乱用である」と述べている。同氏は異議を唱える意向だ。同氏は、「SECが執行部門スタッフの『絶対に勝つ』という野心によって訴訟を選択したのは残念だ」と述べている。「結果ありきであり、事実を無視している。SECの主張は事実ではない。それは証明されるだろう」と話している。
キューバン氏はシステムインテグレータやWebラジオ企業を設立し、大手企業に売却して財産を築いた「ドットコム長者」。NBAチームのダラス・マーベリックスのオーナーでもある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
個人向けGeminiのモデル選択が厳格化 無料ユーザーが使えるのは「Flash-Lite」のみに
-
2
「Androidのマイナンバーカード」提供へ 20日から 物理カードなしでも本人確認など可能に
-
3
「OpenAIの文化は壊れている」──安全性報告書を統括した従業員が退社し、寄稿
-
4
タイムズカー漏えいで集団訴訟の動き、登録3000人弱 呼び掛けた弁護士に聞いた──「謝罪で済む案件ではない」
-
5
再び浮上した「クレカ表現規制問題」 クリスタやpixiv FANBOXの騒動からマンガ家が感じた不安と焦り
-
6
「アバハウス」全顧客の情報漏えいか 会員・受注DBに不正アクセス 「不審な返金メール届いた」報告で判明
-
7
第一生命に不正アクセス 従業員情報12万人分漏えいか 退職者も対象
-
8
免許証の悪用防ぐ届出集中、CIC・JICCで手続き遅延 タイムズカー情報流出直後に
-
9
貧乏な子どもが“稼げる大人”になる条件とは? 米ハーバード大などがFacebook7000万アカウント超から分析 2022年にNature掲載
-
10
Google「AI Plus」4割値下げ、月725円に ストレージ倍増、価格攻勢でシェア拡大へ
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR