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マジコンと海賊版をセット販売、塾経営者を逮捕

» 2008年12月01日 15時32分 公開
[ITmedia]

 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によると、愛媛県警は12月1日、Yahoo!オークションを悪用してゲームソフトの海賊版を販売したとして、著作権法違反の疑いで同県今治市の学習塾経営の男(57)を逮捕した。ACCSによると、海賊版ゲームソフトとマジコンのセット販売が摘発されたのは3件目。

 調べでは、男は10月3日、松山市の男性に対し、「スーパーマリオワールド」(任天堂)のデータが入ったCD-R1枚、「ポケットモンスタープラチナ」のデータが入ったmicroSDカード1枚を、郵送で販売した疑い。

 男はYahoo!オークションに、「マジコン」の1種である「Cyclo」や「EDGE」を出品し、ゲームデータや音楽データ、ゲームデータをダウンロードできる違法サイトのURLなどを記録したmicroSDやCD-Rとセットにして、8500円で販売していた。男は逮捕まで1年7カ月間に20都道府県の百数十人に販売し、約100万円を売り上げていたとみられる。同県警がサイバーパトロールで出品を発見し、ACCSを通じて著作権者に連絡した。

 ACCSによると、海賊版ゲームソフトとマジコンのセット販売が摘発されたのは3件目。男の出品に対し、マジコンを購入したユーザーから「子供が喜んで遊んでいます」といった「評価」が寄せられていたという。

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