米Google傘下のYouTubeは12月1日、オンラインオーケストラ「YouTube Symphony Orchestra」の結成を発表、世界中の音楽家に参加を呼び掛けた。
YouTube Symphony Orchestraは個人の演奏をインターネットを通じて世界規模のオーケストラに変換する試み。参加者がアップロードした課題曲を演奏する動画を組み合わせ、1つのコラボレーション演奏動画にするという。また応募者の中から来年4月15日にカーネギーホールで演奏する演奏者が選ばれる。
参加希望者はサイトにコラボレーション演奏用の課題曲と、オーディション用の自分で選んだ楽曲を演奏する計2本のビデオをアップロードする必要がある。課題曲は、このプログラムのために上海出身の作曲家タン・ドゥン氏が作曲した「The Internet Symphony」という楽曲。
応募期間は12月1日から1月28日まで。審査はロンドン交響楽団、ベルリン交響楽団、ニューヨーク交響楽団など世界各地の有名なオーケストラのメンバーが担当し、地域別に準決勝出場者を選抜。2月には、YouTubeユーザーによる投票で、ニューヨークで開催する3日間のサミットへの参加者を選ぶ。
このサミットでは、指揮者であり作曲家でもあるマイケル・ティルソン・トーマス氏やタン・ドゥン氏、またロンドン交響楽団のメンバーから指導を受けられるほか、最終日にはカーネギーホールで演奏できる。
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