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国内ネット市場、5年後16兆円に モバイルがけん引――NRI予測

» 2008年12月18日 07時00分 公開
[ITmedia]

 野村総合研究所(NRI)は12月17日、2013年度までの国内ネットビジネス市場の予測を発表した。2008年度の約9兆1000億円から、2013年度には約16兆円に拡大すると見込んでいる。

 最大の割合を占めるBtoCのEC市場は、2013年度には11兆円を超える見込み。拡大をけん引するのは携帯電話向けECで、2013年度に2兆5000億円規模となる見通しだ。

 ネット広告市場(年単位で予測)は成長速度をゆるめつつも、2008年の約5800億円から2013年に約8400億円に拡大し、国内総広告費の約12%強を占めると予測している。うち携帯電話向け広告市場は約2000億円に伸びる見通しだ。

 オンライン決済市場は2008年度の約2200億円から2013年度には約4600億円に拡大すると予想。携帯電話などモバイルを利用した決済は、2008年度の約400億円から2013年度には約1000億円に急拡大する見通しだ。

 ネットオークション市場はモバイル経由の利用の増加などから成長が続き、2013年度に約1兆5000億円になると予測。オンラインゲーム市場は2013年度に2000億円程度になるとみている。

 情報セキュリティ市場は継続的に成長し、2013年度に約5500億円に達すると予測している。

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