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» 2008年12月18日 14時27分 UPDATE

はてなが任天堂と協業、DSiウェア「うごくメモ帳」で

はてなが任天堂と協業。無料のDSiウェア「うごくメモ帳」のネットサービスをはてなが担当する。「任天堂との協業は魅力」と近藤社長は言う。

[岡田有花,ITmedia]
画像 都内で会見したはてなの近藤社長

 はてなは12月18日、任天堂と協業すると発表した。任天堂が12月24日から始める「ニンテンドーDSi」向けソフト配信「ニンテンドーDSiウェア」で、無料配信される「うごくメモ帳」向けネットサービスをはてなが担当する。

 両社とも、本社を京都に置く企業。はてなの近藤社長は、「任天堂との協業は魅力。DSiを通じて、これまではてなを使っていなかったユーザーを取り込みたい」と述べた。

「うごメモシアター」からパラパラ漫画投稿、PCやケータイでチェック

 うごくメモ帳は、手書きの文字やイラストなどを簡単に記録できるメモ帳。カレンダー機能を使ってスケジュール管理できるほか、カメラで撮影した画像をメモに取り込んだり、描いた絵や写真を使ってパラパラマンガを作成し、作品をDSiのワイヤレス通信で他人へ送信したり、他人の作品に後から手を加えたりするなどして共作を楽しむこともできる。

画像 うごメモシアターのデモをプレイする近藤社長。トップページに「サービス提供:株式会社はてな」と書かれている

 はてなが提供するのは、DSiをネットに接続し、パラパラマンガを投稿できる「うごメモシアター」と、PCや携帯電話でうごメモシアターの投稿作品を閲覧したり、コメントを付けられる「うごメモはてな」の2サービス。

 うごメモシアターでは、作品を投稿・閲覧できるほか、投稿された作品に新たに書き加えることも可能。お気に入りの作品に星マーク「はてなスター」を付けてストックしたり、多くの人がスターを付けた作品だけを見るといったこともできる。


画像 うごメモはてな

 うごメモはてなは、うごメモシアターに投稿された作品を閲覧できるWebサイトで、PCと携帯電話に対応する。ユーザーが設定した「チャンネル」や作者別に作品をチェックでき、ある作品の元となった作品を見るなど、作品の派生関係も確認できる。

 はてなIDでログインすると、作品にコメントを投稿したり、はてなスターを付けてお気に入りの作品をストックすることが可能だ。ブログパーツも発行し、チャンネルや作者ごとに作品をブログにはり付けられる。

 問題のある作品を通報する機能も付けた。通報できるのは「はてな市民」(はてなのサービスを30日間利用したユーザー)のみ。DSiのうごメモシアターでは、うごメモはてなで一定期間(当初は投稿後30分間の予定)通報がなかった作品のみ公開される。

 うごメモはてなは、18日にプレオープンし、24日に正式オープン。開発裏話なども順次公開する。DSiとWiiのWebブラウザからも閲覧できる。

ポータルもリニューアル

 はてなのポータルサイトも18日にリニューアル。うごメモ経由ではてなを初めて訪れたユーザーでも分かりやすいよう、ページ上部に各サービスの大きなアイコンを配置し、初心者用ガイダンスページも設置した。

 トップページの掲載している「はてなブックマーク」の人気記事も、従来より一般寄りに変えたという。モバイル版「ポケットはてな」もユーザーインタフェースなどを一新した。


画像 新トップページ
画像 初心者ガイド

DSiをドライブに、はてなのユーザー層拡大へ

画像 任天堂の小泉歓晃・情報開発本部東京制作部ゲームプロデューサー(左)とはてなの近藤社長

 協業は今年8月、任天堂からはてなに申し出た。開発は秋ごろから始め、3カ月程度で完成させたという。

 両社間に金銭のやりとりなどはなく、はてなはサービスを無償で提供する。はてなはうごメモを通じてユーザー層を拡大し、広告などを通じた収益の拡大につなげる狙いだ。「より幅広いユーザーにはてなを知ってもらい、より多くの人に使ってもらるきっかけにしたい」(近藤社長)

 任天堂の小泉歓晃・情報開発本部東京制作部ゲームプロデューサーは「うごメモで作った作品をネットで多くの人と共有したいと考えたが、ネットで自由度の高いUCG(ユーザー生成コンテンツ)を扱うにはノウハウがいる」と考え、協業相手としてはてなを選んだ。「はてなは質の高いネットサービスを提供している上、任天堂と同じ京都にあり、任天堂に似た雰囲気もある」ことが理由という。

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