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フランス生まれのウサギ型ロボ ポッドキャスト再生やRSSフィード読み上げも

» 2009年01月16日 20時24分 公開
[ITmedia]
画像 開発者のラフィ・アラディアンさん。手にもっているのが、Nabaztag/tag

 フランス生まれのウサギ型ロボット「Nabaztag/tag」(ナバズタグ/タグ)が、1月末に日本で発売される。無線LAN通信機能を備え、RSSフィードを読み上げたり、ポッドキャストやネットラジオを再生できる。国内発売元はビジネスデザイン研究所で、価格は2万4800円。

 フランスのVioletが開発した。高さ23センチで重さは約1キロ。長い耳と胴体に分かれており、胴体部分にはLEDライトやマイク、RFIDリーダを搭載。自動で耳が動いたりライトが光る。電源はACアダプター。

 ネット経由でさまざまな機能を追加することが可能だ。Nabaztagの公式サイトにログインし、マイページで本体に追加したい機能を選んで設定すればOK。無線LANでネットに接続し、定期的にRSSフィードを取得して読み上げたり、Gmailの新着メールタイトルを読み上げたり、ポッドキャストやネットラジオ、マイページでアップロードしたMP3ファイルを再生したり――といったことができる。音声の読み上げは、日本語を含めた20カ国語に対応した。


画像 日本で発売されるのは耳が白いタイプ
画像 耳は磁石で取り外し可能。フランスなどでは、赤やピンクなどカラフルな耳を別売りしているが、日本での発売は未定

 本体に向かって話し掛け、指示することも可能。例えば「Weather」と話し掛けるとその日の天気を音声で読み上げる機能などを用意しており、マイページで設定できる。現在は英語やフランス語など6カ国語の音声入力に対応しているが、日本語での音声入力はできない。

 2005年に1代目のNabaztagを、07年に後継機のNabaztag/tagを発売し、昨年までに世界で約35万台を売り上げた。フランスでは、服を着せたりペイントしたNabaztagを集めたファッションショーが開かれるほどの人気で、本体のRFIDリーダにかざして操作するNabaztagのミニチュア「Nano:ztag」(ナノズタグ)など関連商品も販売しているという。

 Nabaztagはアルメニア語でウサギという意味。開発者でアルメニア人のラフィ・アラディアンさんは名前の由来について「例えば『i-Rabbit』などという名前を付けたら、アメリカの製品のようだから。Nabaztagは、ちょっと変わった今までにないものを目指している」と話していた。

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