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IBM、景気後退の中で増益

» 2009年01月21日 10時39分 公開
[ITmedia]

 米IBMは1月20日、第4四半期および2008年の決算を報告した。

 第4四半期の売上高は、前年同期比6%減(為替の影響を除くと1%減)の270億ドル。純利益は同12%増の44億ドル(1株当たり3.28ドル)だった。粗利率は3ポイント上昇して47.9%となった。ソフトウェア売上高は3%増だったが、テクノロジーサービスの売上高は4%減、ビジネスサービスは5%減だった。

 2008年通期では売上高は前年比5%増(為替の影響を除くと2%増)の1036億ドル、純利益は18%増の123億ドル(1株利益8.93ドル)。ソフトウェア売上高は11%増で、テクノロジーサービスの売上高は9%増、ビジネスサービスは9%増だった。

 「非常に厳しい経済環境の中、IBMはいい業績を残した。より採算性の高いセグメントへのシフトや、成長している地域への投資、世界的な統合による生産性向上などの戦略転換が功を奏している」とIBMのサミュエル・パルミサーノ会長兼CEOは発表文で述べている。

 同社は2009年の業績について、1株利益9.20ドル以上を見込んでいる。

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