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Intelがライセンス契約をめぐりNVIDIAを提訴――NVIDIAが反論

» 2009年02月19日 07時51分 公開
[ITmedia]

 米NVIDIAは2月18日、Intelが16日にデラウェア州衡平法裁判所にNVIDIAを提訴したことに対し、文書で反論した。

 Intelは両社が2004年に締結した4年間のチップセットに関するライセンス契約について、Nehalemを含むメモリコントローラを統合した次世代 CPUには適用されないとの判断を裁判所に求めている。この契約は、NVIDIAがIntelプロセッサに対応するグラフィックスチップセットを提供することを認めたもの。

 Intelの主張に対しNVIDIAのジェンスン・フアン社長兼CEOは「交渉したとおり、ライセンスは適用されると確信している」とし、PCの中心がCPUからGPUへ移行しつつあり、Intelは衰退する自社のCPU事業を守るために横やりを入れていると主張している。

 両社は1年以上にわたり、ライセンスの適用範囲について話し合いを続けてきたが合意に至らず、裁判で争うことになった。なお現在提供されているNVIDIAのチップセットは訴訟の対象外となっている。

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