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Firefox 3.5と世界遺産・知床の関係 樹木が育ち、森になるバナーをどうぞ

» 2009年06月23日 15時48分 公開
[ITmedia]

 Mozilla Japanは6月23日、近く正式リリース予定のFirefox 3.5をPRするキャンペーン「Discover Shiretoko」を始めた。Firefox 3.5の開発コードネームが「Shiretoko」だったことがきっかけで、世界遺産に指定された北海道・知床の自然保護に取り組む財団法人・知床財団(関根郁雄理事長)と共同で展開する。ブログなどに貼り付けられる“成長するバナー”の配布を始めた。

アクセスすると育つバナー

 Firefox 3.5は現在リリース候補版(RC2)を配布中。JavaScriptエンジン「TraceMonkey」とレンダリングエンジン「Gecko」の改良により性能と安定性が向上したほか、 HTML5タグのサポート、Webの閲覧履歴などを残さない「プライベートブラウジング」機能などが追加される。

 キャンペーン特設サイト「Discover Shiretoko」をオープン。“大地の果て、大地の突き出たところ”を意味するアイヌ語「shir etok」に由来する地名の由来、ヒグマやシマフクロウが生息し、オホーツク海に面して冬には流氷が訪れる知床の自然や、ボランティアが協力する自然保護の取り組みを紹介している。

 同時に実施する「interFORest」では、ユーザーのブログなどに貼り付けられるバナーを配布し、キャンペーンの広がりを知床の森に見立てて表示する。バナーはサイトから発行される専用コードを埋め込むことで表示できる。

 バナーを貼るとキャンペーンサイトからリンクされ、相互のアクセスに応じて画面上の樹木が成長。キャンペーンサイトでは、知床に樹木が育って森になっていく様子を見ることができ、樹木を1本1本クローズアップしてサイトの状況を核にするといったこともできる。バナー表示にはHTML5に追加される予定の「Canvas」を利用している。

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