ニンテンドーDSをシンセサイザーに変身させる「KORG DS-10」は、昨年7月の発売以来大ヒットとなり、プロミュージシャンも巻き込んだ大きなムーブメントとなった。発売元のAQインタラクティブは6月26日、その強化版「KORG DS-10 PLUS」を9月17日に発売すると発表した。DSiに装着すれば2倍の音源を使えるという「Dual DS-10モード」も備える。
シーケンサーに打ち込んだフレーズを小節単位で再生する「SONGモード」は、ライブ演奏で多用されるものだが、新製品では演奏中にパラメータ変更が可能になり、即興で音色やメロディーを変えながらプレイしていくことが容易になった。特定のトラックをミュートにするコントロールもプログラム可能になったため、プレイヤーが意図するパフォーマンスにより近づける。
DS-10は基本的に2VCOのアナログシンセサイザーが2台分、独立して使える仕様だが、DSiを使えば従来の2倍の音数が使える。つまり、4台分のアナログシンセをコントロールできるのだ。音数だけでいけば「MS-10」や「MS-20」というよりも、往年の名機である「Mono/Poly」並み。Mono/Polyが1VCOだったことを考えればそれを超えるものだ。これはシンセパートだけではなくドラムパートにも適用されるため、ドラムは8パート。合計で12トラックのシーケンサーを備えたシンセサイザーへと進化する。
価格は3990円。従来のニンテンドーDSでも使えるが、DSiにスイッチしたくなる。
AQインタラクティブは、神奈川県の子どもたちにシンセサイザー音楽の楽しさを教える「神奈川県子ども会DS-10キャラバン」を6月27日に、DS-10発売1周年を記念したクラブイベント「KORG DS-10 1st Aniversary Part」を7月25日に開く予定。イベントではDS-10 PLUSの初披露を予定している。
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