7月22日に開幕した「ワイヤレスジャパン」(東京ビッグサイト、24日まで)でKDDIは、USB 2.0を赤外線技術でワイヤレス化するデモを行っている。
デモでは、携帯電話からPCに、楽曲ファイルを転送していた。PCにUSB接続されたクレードルの上に、小さなクレードル付き携帯電話を置くと、赤外線通信でファイルが転送される。
クレードルにはそれぞれ、USB信号を赤外線信号に変換する基板と赤外線モジュールが入っている。基板には、1Gbpsの赤外線通信モジュールを組み込んだ。
今後、通信機能をチップ化し、携帯機器に内蔵していきたいという。PCにデータを転送する用途だけでなく、赤外線通信非対応のプリンタに赤外線経由で写真を送って印刷したり、テレビに動画データを送るといった活用も検討。コンテンツの自動販売機から、赤外線経由で動画を購入できるようなサービスも視野に入れる。
商用化の時期は未定だが、「遠くない未来に商用化できるだろう」としている。
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