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東芝の4〜6月期、578億円の最終赤字

» 2009年07月30日 07時00分 公開
[ITmedia]

 東芝が7月29日発表した2009年4〜6月期の連結決算(米国会計基準)は、最終損益が578億円の赤字となり、116億円の赤字だった前年同期から赤字幅が拡大した。半導体事業の赤字などが響いた。

 売上高は17.2%減の1兆3397億円。PCやテレビなどを含むデジタルプロダクツは24%減の4926億円だった。

 営業損益は376億円の赤字(前年同期は229億円の赤字)だったが、前四半期比では改善。デジタルプロダクツの営業損益は48億円の黒字を確保した。半導体事業を含む電子デバイス事業は442億円の赤字となり、前年同期の342億円の赤字から悪化。ただ、1254億円の赤字だった前四半期からは改善した。

 税引き前損益は621億円の赤字(同153億円の赤字)。フリーキャッシュフローは588億円の黒字を確保した。

 前期比で3000億円の固定費削減を10年3月期中に実行する計画で、4〜6月期は電子デバイスの360億円、デジタルプロダクツの210億円を含め合計870億円のカットを実施した。

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