米国防総省のDARPA(国防高等研究計画局)は、インターネット誕生40周年を記念して実施した「気球探しゲーム」で、マサチューセッツ工科大学(MIT)のRed Balloon Challengeチームが優勝したと発表した。
このゲームは、DARPAが米国のどこかに設置する10個の気象観測気球の正確な位置を、10日以内に特定するというもの。ネットを駆使した情報収集がカギとなった。
MITチームは、12月5日のゲーム開始から9時間足らずですべての気球の位置を特定し、4万ドルの賞金を獲得した。同チームを優勝に導いた戦略は「情報提供者に賞金を出す」というもの。気球の正確な位置を教えてくれた人には2000ドル、その情報提供者を紹介してくれた人には1000ドル、さらにその紹介者を紹介した人には500ドルというように賞金を出すとWebサイトで告知し、協力者を集めた。
DARPAはMITチームと会談し、同チームの情報収集戦略を評価する予定という。
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