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モバゲー、GREE、mixiの競争が“即席ゲーム”に!? DeNAチームが3日で開発へCEDEC 2010

» 2010年08月31日 19時18分 公開
[宮本真希,ITmedia]
画像 CEDEC会場のオープンスペースで開発が進んでいる

 3日間で携帯電話向けソーシャルゲームを作るというチャレンジを、ディー・エヌ・エー(DeNA)の開発チームが8月31日、ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2010」(9月2日まで、パシフィコ横浜)で始めた。ゲームのタイトルは「Platform Wars」。DeNA、グリー、ミクシィが激しく社員を奪い合って売り上げを競うという内容だ。

 DeNAの開発チーム5人が、CEDEC開催中にゲームを1本開発する企画。ゲーム内容とタイトルは、CEDEC会場で来場者から募集し、DeNAの南場智子社長が基調講演の冒頭でクジを引いて決まった。南場社長はクジを開けた瞬間、その刺激的な内容に思わず苦笑。読み上げると、来場者から笑いが起きた。


画像 クジを引いて苦笑いの南場社長
画像 ホワイトボードにはゲーム内容や開発工程などがぎっしり書かれている
画像 南場社長も開発スペースを訪問

 開発場所は、CEDEC会場内のオープンスペース。PCが並び、ホワイトボードも2つ置かれ、来場者が間近で見られるようになっている。作業は午前11時半ごろからスタート。来場者の人垣ができるなか、開発陣はまったく気にしていない様子で議論を白熱させ、ホワイトボードにゲームの展開や開発工程などをぎっしり書き出していた。

 南場社長も基調講演を終えた後、開発現場を訪問。PCの画面をのぞきこんだり、スタッフに「集中して作って」「後で差し入れ持ってくるね」と話しかけて励ましたり、ゲーム内容について「モバゲーが勝つようにしてよー!」と冗談を飛ばしたりしていた。

 CEDEC期間中の9月1〜2日に数回、進行状況の報告会を開き、2日午後5時50分からのセッションで開発を総括。同セッションの際、モバゲーに対応している携帯電話を持参すると、会場で開発したゲームをプレイできるかもしれないとのこと。どんなゲームに仕上がるか楽しみだ。

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