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「よかった!」「泣いた」 チリ落盤 作業員救出の瞬間、ネットも見守る

» 2010年10月13日 14時23分 公開
[ITmedia]
画像 無事救出であつい抱擁

 チリ北部にある鉱山の落盤事故で、地下に閉じ込められた作業員33人を引き上げる作業が10月13日(日本時間)始まり、同日午後0時ごろに1人目が救出された。救出の様子は世界中のメディアが報じており、アルゼンチンのケーブルテレビ局C5NはUstreamで現場の映像をネット配信。約3万人が救出の瞬間を目撃した。配信と連携したTwitterタイムラインには、スペイン語に混じって「よかった!」「泣いた」など日本語のコメントも目立った。

 「フェニックス」という名の救出用カプセルを縦穴から地下に降下させ、作業員を乗せて地上まで約15分ほどかけて引き上げ救出。午前11時半ごろにカプセルが地下に到達し、午後0時すぎに1人目が、午後1時ごろに2人目が救出された。その後も残りの作業員の救出作業が続いている。


画像 1人目に救出された作業員。ヘルメットをかぶり、サングラスをかけている
画像 BBCのサイト

 救出の様子は日本のテレビ局もライブで伝えたほか、BBCABCが自社サイトで、C5NはUstreamで現地から一部始終をライブ配信するなど、ネットの活用も目立っている。

画像 日経新聞トップページに大きな字で「チリ落盤事故、1人を救出」

 1人目が救出された瞬間、C5NのUstは3万人以上が視聴していた。救出された作業員が地上でカプセルから出、家族と抱擁したり、現場で拍手が起こっている様子が配信されると、スペイン語のつぶやきに混じって、「よかった!」「すごい」「泣いた」と成功を喜ぶコメントがTwitterに次々に投稿されていた。

 日本の新聞各社もサイトで一斉に報じており、日本経済新聞電子版はトップページに大きな文字で「チリ落盤事故、1人を救出」と伝えた。

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