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トラフィック可視化ツール「NIRVANA」、NICTが開発

» 2011年06月03日 12時23分 公開
[ITmedia]

 独立行政法人・情報通信研究機構(NICT)は、ネットワークトラフィックをリアルタイムに可視化する「NIRVANA」(nicter real-network visual analyzer)を開発した。大規模・複雑化するネットワーク管理の負荷を軽減し、障害発生時に迅速な対応が可能になるとしている。

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 NICTが研究開発しているインシデント分析システム「nicter」の可視化技術を応用した。トラフィックをパケット単位でリアルタイムに可視化する「パケットモード」、流量・パケット数などの統計情報を可視化する「フローモード」など、複数の表示モードを備え、表示の拡大縮小や視点切り替え、パケットのクリックによる詳細情報の表示など、可視化したトラフィックを直感的に操作できるとしている。

 クラウドサービスプロバイダや通信事業者などのシステム運用にも役立つことを期待しており、既に技術移転を開始している。

 6月8〜10日の「Interop Tokyo 2011」(千葉・幕張メッセ)内の「ShowNet」に導入し、リアルタイムデモを行う。

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