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» 2011年06月17日 09時37分 UPDATE

PDFをHTML5でレンダリングするプラグイン不要の「pdf.js」をMozillaが発表

「pdf.js」はHTML5とJavaScriptで構築するオープンソースのPDFレンダリングツール。MozillaはFirefoxに近い将来このツールを組み込む計画だ。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 Mozillaの研究者であるアンドレアス・ガル氏が6月15日(現地時間)、プラグイン不要のPDFレンダリングツール開発プロジェクト「pdf.js」を発表した。HTML5とJavaScriptで構築しており、三条項BSDライセンス(3-clause BSD license)の下、githubで公開している。

 現在、PDFをWebブラウザで開くには米Adobe Systemsやサードパーティーが提供するプラグインやアプリが必要だ。だが、こうしたプラグインではPDFのレンダリングに時間がかかり、PDFに備わる機能を完全には利用できない。また、セキュリティ上の問題もある。米GoogleはChrome 8から、サンドボックスでPDFを動作させることで攻撃を回避するPDFビューワを採用している。HTML5ベースのレンダラーをWebブラウザに組み込めば、これらの問題は解決するとガル氏は説明する。

 Mozillaは、まずpdf.jsを利用してPDFをインラインレンダリングするFirefox向けの拡張機能を作成し、将来的にはFirefoxの機能としてWebブラウザに組み込む計画だ。プロジェクトはまだ初期の段階で、Type1フォントなどの主要機能が使えない状態だが、一部に公開したところ反響が大きかったため、予定より早く発表したという。

 pdf.jsはオープンソースのプロジェクトであり、MozillaはほかのWebブラウザやWebアプリにも同機能が組み込まれることを期待しているという。

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