スペースシャトル・アトランティスは日本時間7月9日午前0時36分の打ち上げに向けて、準備作業が続いている。機体の状況は良好で技術的問題はとくに起きていないが、前日の時点で天候が最大の懸念となっている。
ケネディ・スペース・センターは終日雨が降っており、昼頃には数度の落雷もあった。それでも、機体を覆っていた回転整備棟を取り外すなどカウントダウン作業は進んでおり、NASAはギリギリまで粘るつもりのようだ。
前日の時点で、打ち上げ当日(現地は金曜日)に天気が打ち上げ条件を満たす可能性は30%しかないが、その後も土曜日が40%、日曜日が60%と芳しくない状況だ。なお、日曜日までに打ち上がらなかった場合は、他のロケットの打ち上げの関係で7/16以降に延びる見込みである。
筆者の体験ではフロリダの天気は非常に変わりやすいので、打ち上げ確率30%とは言っていても、実際のところはその時にならないと分からない。事前に確率10%と言っていたのに結局打ち上がった例もある。
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