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Facebook、Google+の「サークル」に似た友達分類機能「スマートリスト」を発表

» 2011年09月14日 08時05分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Facebookは9月13日(現地時間)、「友達リスト」の3つの新機能「Smart Lists」「Close Friends list」「Acquaintances list」を発表した。これらの機能は今週中に全ユーザーが利用できるようになる見込み。モバイル版も数週間のうちに対応する。

 友達リストは、Facebook上の友達を一覧する機能。現在でもユーザーがリストを作成し、分類できる。友達リストではプライバシー設定を指定でき、ニュースフィードに表示する記事をフィルタリングできる。

 Smart Listsには、「Work(仕事)」「School(学校)」「Family(家族)」「City(都市)」の4種類が用意されており、Facebookがユーザーデータを分析して自動的にそのユーザーの友達をそれぞれのリストに振り分ける。ユーザーと友達のプロフィールを照合し、例えば「勤務先」が一致すればその友達は「Work」リストに分類される(リスト名は例えば「アイティメディア」のように勤務先名になる)。これらのリストはユーザーも編集できる。

 Close Friends listは、特に親しい友達のアクティビティのみを表示するニュースフィードを表示できる。このリストに追加した友達に関しては、すべてのアクティビティを把握できる。一方、Acquaintances(知り合い) listは、会社の上司や同窓生など、それほど親しくはない知り合いの分類に適している。このリストに分類した友達のアクティビティは、結婚や引っ越しなどの大きな変化だけがニュースフィードに表示されるようになる。また、これらの友達に対しては自分の公開投稿のみが表示される。これらの友達にも投稿を見せたい場合は、投稿時にプルダウンメニューで設定できる。この2つのリストは、Smart Listsと異なりマニュアルで編集する。

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 なお、ユーザーがこれまでに作成したリストも引き続き利用でき、今後も新しいリストを作成できる。

 ニュースフィードのページの左欄の「LISTS」に新リストやユーザーが作成したリストの一覧が表示され、ここでリストごとのニュースフィードを選択・表示させることができる。また、投稿時にはドロップダウンメニューでどのリスト宛てに投稿するかを選択できる。

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 また、新しい友達を追加する際(友達リクエストの承認を含む)、どの友達リストにその友達を分類するかを指定できるようになる。

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 米Googleのソーシャルサービス「Google+」には「サークル」という友達を分類する機能があり、こちらは当初から友達を追加する際に何らかのサークルに分類するようになっている。デフォルトでは「家族・親戚」「友だち」「知人」「フォロー中」の4つのサークルが用意されている。

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