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「ファイナルファンタジーXIV」、無料期間終了へ 課金スタート、新バージョン開発

» 2011年10月14日 17時59分 公開
[ITmedia]
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 スクウェア・エニックスは10月14日、オンラインRPGゲーム「ファイナルファンタジーXIV」の無料サービスを11月下旬〜12月上旬に終了し、課金を開始すると発表した。現行版の運営と平行して、根本的にマップを改修した新バージョンの開発を進めており、2012年度にはプレイステーション 3版も発売する。

 同タイトルは昨年9月にWindowsを発売したが、アイテム名やユーザーインタフェース、レスポンスなどへの不満が相次ぎ、同年12月になって開発チームを刷新するなど異例の事態に。PS3版の発売も延期に追い込まれ、スクウェア・エニックス・ホールディングスが最終赤字に転落するなど、経営にも影を落としていた。

 和田洋一社長は「昨年12月に体制を一新して以来10ヶ月、ご期待にお応えできるようスタッフ一同全力で改修を進めてまいりましたが、ようやく、自信をもって今後のプランをご提示できるところまで到達いたしました」とコメント。「無論、まだまだ我々の理想とするところは高く、プラン通りに進めても今しばらく開発期間が必要です。そして、更なる開発作業を進める過程でも、皆様に楽しんで頂けるように運営の手も抜きません」と課金制移行への理解を求めた。

 発売が延期されているプレイステーション 3版は2012年度に発売予定。新バージョンは同年度第3四半期にPS3版とともにリリースされ、再び無料期間に入るという。新バージョンはサービス開始時と同等の大容量サイズになる見通しで、現行版ユーザーには無償配布し、キャラクターデータも引き継げるとしている。

 課金制への移行に当たり、全アカウントを一旦停止し、アカウントの自動更新再開と課金の承認手続きをユーザーに求める。現状ではアカウントは自動更新になっているため、アカウント保有者が自動的に課金対象になってしまうため、一度アカウントを停止して承認を得る仕組みにする。

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