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» 2011年12月05日 11時41分 UPDATE

AmazonのKindle Fire、タブレット市場でiPadに次ぐ2位に――IHS iSuppli調べ

世界タブレット市場の第4四半期出荷ランキングで、シェア65.6%の首位Appleに続き、2週間前にKindle Fireを発売したばかりのAmazonが、SamsungやBarnes & Nobleを抜いて2位に躍り出た。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Amazon.comのタブレット「Kindle Fire」が、世界タブレット市場で米AppleのiPadに次ぐ2位に浮上した――。米調査会社IHS iSuppliは12月2日(現地時間)、世界における第4四半期(10〜12月期)のタブレット市場に関する予測を発表した。

 同社によると、同四半期のタブレット出荷台数ランキングでは、iPadを出荷するAppleが1859万8000台の出荷で前四半期に続いて圧倒的な首位(シェアは65.6%)だが、わずか2週間にKindle Fireを出荷したAmazonが出荷台数390万台、シェア13.8%で2位に躍り出た。

2011年第4四半期の世界タブレット出荷ランキング予測(単位:千台)
順位 メーカー名 Q4出荷台数(予測) Q4シェア(予測、%) Q3出荷台数 Q3シェア(%) 成長率(%)
1 Apple 18,598 65.6 11,123 69.7 67.2
2 Amazon 3,900 13.8 0 0.0 -
3 Samsung 1,370 4.8 1,250 7.8 9.6
4 Barnes & Noble 1,320 4.7 750 4.7 76.0
5 HTC 355 1.3 253 1.6 40.3
その他 2,800 4.6 2852 4.3 90.0
合計 28,343 100.0 15,958 100.0 77.6
(資料:IHS iSuppli)

 IHS iSuppliは、2011年のタブレットの総出荷台数は前年比273%増の6470万台になると予測する。同社は8月の時点では6000万台と予測していたが、その後Amazonが9月にKindle Fireを発表した。同社は2015年には総出荷台数が2億8720万台になると予測する。

 ihs 世界タブレット出荷台数推移予測(資料:IHS iSuppli)

 Kindle Fireの売り上げが市場全体の成長の多くを担うが、同端末の199ドルという戦略的な低価格はAndroidタブレット市場に混乱をもたらしたと同社のアナリスト、ローダ・アレクサンダー氏は指摘する。AmazonはKindle Fireを、同社の主力ビジネスであるオンラインショッピングのためのツールとして位置付けているからこそ原価を割る価格設定が可能だが、ほかのAndroidタブレットメーカーのほとんどはハードウェアの販売のみで収益を上げる必要があるからだ。

 アレクサンダー氏は、AppleがAmazonに対抗する戦略としては、次世代のiPadの発売に際して「iPad 2」を値下げすることが考えられるとしている。AppleはスマートフォンのiPhoneでそうした戦略をとっている。

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