スマートフォン関連特許をめぐって米Appleが台湾HTCを訴えた訴訟で、米国際貿易委員会(ITC)は12月19日、HTCの一部製品がAppleの特許1件を侵害していると認め、来年4月から該当製品の米国への輸入を禁止する命令を出した。
ただ、Appleが20の特許侵害を訴えたのに対し、判決で侵害が認められたのは1件にとどまった。HTCは既にAppleの特許に抵触しない代替技術を導入しており、実際の影響は少ないとみられる。
HTCは「決定を歓迎しており、尊重する。問題となった技術はわれわれの全端末から完全に排除する」とコメントし、事実上の勝利を宣言。台湾の株式市場で同社株価は上昇した。
Reutersによると、Appleの広報担当者は「競合企業は独自の技術を開発するべきであって、われわれから盗むべきではない」とコメントした。
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