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GoogleのAndroid Market、アプリ数が40万本を突破――Distimo調べ

» 2012年01月05日 09時26分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米GoogleのAndroid Marketで公開されているアプリ数が40万本を超えたと、アプリストアの調査・分析が専門のオランダのDistimoが1月3日(現地時間)に発表した。

 同社によると、Android Marketのアプリ数は4月に20万本を、8月に30万本を超えており、増加は加速しているという。アプリ全体に占める無料アプリの割合は、4月の60%から12月の68%へと増えている。

 distimo 1 Android Marketのアプリ数推移(紺色が無料アプリ、水色が有料アプリ、紫の線がパブリッシャー数を表す。資料:Distimo)

 米AppleのiOS向けアプリストアApp Storeのアプリ数が40万本を超えたのは2011年6月で、ストア立ち上げから40万本突破までの所用期間は、App Storeの方がAndroid Marketより2カ月少なかった。ただ、30万本から40万本への増加はAndroid Marketの方が速かった。

 distimo 2 AppleのApp StoreとAndroid Marketの立ち上げからのアプリ数推移(資料:Distimo)

 Android Marketでは多数のアプリが著作権侵害などの問題でGoogleあるいは開発者によって削除されており、40万本という数字は12月末現在にダウンロード可能なアプリの本数だという。Android Marketでは過去何度か悪質アプリが流通し、問題になった。直近では12月にマルウェアが仕込まれた人気ゲームの海賊版が出回り、Googleが削除している。

 Googleは昨年12月、Android Marketからのアプリダウンロード数が10億本を突破したと発表した。App Storeのアプリダウンロード数は昨年7月に150億本を超えている。

 Distimoの調査は、App StoreおよびAndroid Marketが公開している情報と、同社独自のデータ監視・分析ツールDistmo Monitor」のデータに基づくという。

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