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Google+、実名ポリシー更新でニックネームの追加と芸名での表示が可能に

» 2012年01月24日 09時46分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは1月23日(現地時間)、ソーシャルサービスGoogle+の実名ポリシーをアップデートし、芸名や旧姓、あだ名などの“代替名”の表示を認めると発表した。Google+を担当するブラッドリー・ホロウィッツ副社長が自身のGoogle+で説明している。

 Google+はFacebookと同様、実名での登録が求められる。昨年、このポリシーに違反するとして幾つかのGoogle+アカウントが警告なしに停止され、物議をかもした。その際、将来的には代替名の表示を認めるという方針が示された

本名とニックネームの併記が可能に

 ユーザーはGoogle+のプロフィール設定で代替名を追加することで、本名と代替名を併記できるようになる。代替名だけの表示はできない。漢字やキリル文字など、ローマ字以外の表示もできるようになった。なお、代替名の追加は既にできるようになっているが、表示には向こう数週間で対応する見込み。

 profile ニックネームだけの表示はできない

 プロフィール設定で決めた名前の表示は、Google+以外のGoogleサービス全体で適用されるようになる。

芸名の表記が可能に

 Googleは、企業名など個人を体現しない名前での登録を認めておらず、そうした登録をしたと考えられるユーザーには警告を出している(同社は企業やブランド向けアカウントとして、昨年11月に「Google+ Page」を開始した)。

 同日から、身元の確認が可能な場合にそうした名前(芸名など)での登録も認めるという。アカウントに使いたい名前に関してGoogleから警告を受けた場合、その名前の正当性を証明すれば登録できるようにする。証明するには、印刷された記事、運転免許証などのデータ、オンライン上でのその名前の普及度を示すデータが必要だ。具体的な承認プロセスは説明されていない。

 Google+には既に、マドンナ(本名はマドンナ・ルイーズ・ヴェロニカ・チッコーネ)やレディー・ガガ(本名はステファニー・ジョアン・アンジェリーナ・ジャーマノッタ)などの公式アカウントがある。

 gaga

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