米Googleは11月7日(現地時間)、ソーシャルメディアサービス「Google+」で企業やブランドがユーザーと交流するための「Google+ Page」をスタートしたと発表した。米Facebookの「ページ」のように、企業として公式のページを開設できる。Google+のアカウントを持っていれば、誰でも作成ツールで自分のページを構築できる。
Googleは6月のGoogle+立ち上げの際、個人アカウントを企業アカウントとして利用することを禁じ、年内に個人向けアカウントより高機能なものを提供するとしていた。
スタート段階で、トヨタやユニクロ、米PepsiCoなど、20以上の企業ページが開設された。
企業はユーザーのサークルに追加してもらうことで、ユーザーのストリームに最新情報を提供したり、ビデオチャットのHangoutsで直接話をすることができる。例えば顧客に映像を見せながら新商品の紹介をしたり、コールセンターのようにユーザーのサポートに利用することもできるだろう。顧客をサークルで分類しておけば、管理もしやすい。
ページ作成ツールは、地域ビジネス、ブランド、企業や組織、アートやスポーツ、その他というジャンル別になっており、地域ビジネスの場合は電話番号や地図を追加できるようになっている。今のところGoogle Placesとは連係していないが、今後そうなる可能性もあるだろう。
Googleは企業に対し、従来の公式サイトにGoogle+アイコンを追加することで、Google+ページにリンクを貼ることを推奨している。
同社はまた、Google+ページを普及させるために、Google検索に「Direct Connect」機能を追加した。Google検索で企業名やブランド名の前に「+」を付けて検索すると、その企業のGoogle+ページをサークルに入れるよう勧めるページに飛ぶようになった。
従来「+」を付けて検索すると入力した検索ワードそのままの検索が行えていたが、Googleは10月にこの機能を半角の「“”」に置き換えている。
Googleは10月にGoogle+をGoogle Appsで利用できるようにしており、企業ページのスタートは、Google+のビジネス利用をさらに促進することになるだろう。
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