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» 2012年02月15日 16時46分 UPDATE

ジャストシステムが2つの新規事業、セキュリティソフトとフォトブックサービスを展開

無料セキュリティソフト「JUSTインターネットセキュリティ」と、フォトブック作成サービス「cocoal」を発表した。

[國谷武史,ITmedia]

 ジャストシステムは2月15日、2つの新規事業を発表した。1つは無料セキュリティソフト「JUSTインターネットセキュリティ」、もう1つはフォトブック作成サービスの「cocoal」。JUSTインターネットセキュリティは同日から提供を開始しており、cocoalは3月中に開始する予定だ。

 JUSTインターネットセキュリティは、ウイルス対策やスパイウェア対策、パーソナルファイアウォール、フィッシング対策、個人情報保護、ゲームモード(ゲーム中にセキュリティソフトの動作を一部制限する)、不審なファイルの安全性をインターネット経由で確認する機能を搭載する。ユーザーは自身のPCに広告を表示することを条件にこれらの機能を無料で使用できる。また月額315円でメールや電話によるサポート対応を行う有償サービスも提供。有償サービスのユーザーは広告を表示することなく同ソフトを使用できる。

just001.jpg 個別サポート以外は全て無料がコンセプトという

 ジャストシステムは、2011年までロシアのKasperskyのセキュリティ製品を販売・サポートしていた。会見したコンシューマ事業部企画部の大野統己氏は、「Kasperskyとの提携を通じて、サービスの運用ノウハウやセキュリティ業界に対する知見、ユーザーの多様な声を得ることができた」と述べている。JUSTインターネットセキュリティは初の自社ブランドによる製品で、大野氏は過去の経験と基に、セキュリティソフト市場の課題に対応するために新規事業を立ち上げたと説明した。

 セキュリティソフトは、多機能な有償の統合型製品と、無償だがウイルス対策のみであるなど単機能型製品に大別される。同社調査によると、有償製品のユーザーは価格の高さや手続きの煩雑さを問題に挙げ、無償製品のユーザーは機能や性能が乏しいことを問題に挙げていたという。このため同社は、収益源を広告にすることで、ユーザーが無償で多数のセキュリティ機能を利用できるビジネスモデルを採用した。

just002.jpg 無償ソフトとしては多機能さが特徴。クラウドを利用したファイルレピュテーション(ファイルの安全性評価)など未知の脅威に対する機能も搭載する。自社検証の結果では有償製品とそん色ないウイルス検出率やパフォーマンスを達成しているという

 なおウイルス対策で使用するウイルス定義ファイルは、協力企業から供給を受けてユーザーに配信する。「契約上の理由で社名を明かせないが、当社向けに最適な形で供給してもらい、信頼性などを確認した上でユーザーに提供する」(大野氏)

 JUSTインターネットセキュリティは同社サイトで入手可能。9月までに100万ダウンロードを見込んでいる。

 cocoalサービスは、Webサイト上でユーザーがデジタル写真をアップロードし、写真の補正やデザインテンプレートを利用してページ加工によってフォトブックを作成できる。フォトブックは作成完了から最短で2日後に同社がユーザーに発送する。20ページを作成する場合の価格は「フォトブックワイド」(縦21×横28センチ)が3750円、「フォトブックスクエア」(縦・横21センチ)が2980円。別途525円の送料が必要。

 コンシューマ事業部企画部の角居裕史氏は、「従来のサービスはユーザーが期待する操作や機能を実現しておらず、フォトブックスを作るという作業そのものが楽しいものではなかったと考えている」と話す。新サービスは、コンシューマー向けソフト開発で培ったノウハウにより、Webブラウザだけでユーザーがフォトブック作成を楽しめる機能やデザイン、操作性を実現したと同氏は強調した。

 サービスの正式開始日は未定となっている。

just003.jpg cocoalサービスのフォトブック作成画面

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