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検索ユーザーの65%がパーソナライズ化は悪と回答――Pew Internet調べ

» 2012年03月12日 12時09分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米国の検索ユーザーの65%は、検索サービスがユーザーの履歴を検索結果のパーソナライズに利用することを“悪い事”だと見なしている――。米非営利調査機関Pew Research CenterのPew Internet & American Life Projectは3月9日(現地時間)、米国におけるオンライン検索利用に関する調査結果を発表した。

 同調査は、1月20日〜2月19日の1カ月間に、米在住の18歳以上の2253人を対象に実施したもの。

 この調査で「検索エンジンがあなたが何を検索したかを追跡し、その情報をあなたの検索結果のパーソナライズに利用するとしたら、どう感じますか?」と812人に質問したところ、65%が「入手できる情報量が制限されるので悪い事だ」という回答を選び、29%が「より関連性の高い結果が得られるので良い事だ」を選んだ。

 pew 1 「検索履歴の追跡・結果への反映は良い事か」(資料:Pew Research Center)

 同じ質問の回答の選択肢を「プライバシーの侵害になるので良くない事だ」と「それが個人情報の収集を意味するとしても、良い事だ」に変えて802人に尋ねたところ、73%が良くない事だという回答を選び、23%が良い事だと答えた。

 ターゲティング広告については、全回答者(1729人)の59%が「ターゲティング広告を体験した」と答えた。68%がターゲティング広告は「自分のオンラインでの行動が追跡・分析されるのは嫌なので良くない事だ」とし、28%は「本当に関心のある情報を得られるのだから良い事だ」と答えた。

 pew 2 「ターゲティング広告は良い事か」(資料:Pew Research Center)

 検索エンジンによる情報収集には批判的な見解が多かったが、検索エンジンが提供する結果については高い評価が多かった。

 検索ユーザーの91%が、常にあるいはほとんどの場合、探していた結果を得られるとしており、86%が検索エンジンによって何かしら新しい、重要な情報を得ていると答えた。また、55%が検索結果の質は以前より向上していると答えた。

 この調査結果を発表したPew Internetのクリステン・パーセル氏は「検索エンジンは重要度を増しているが、ユーザーらは検索履歴を検索結果や広告のパーソナライズに利用するというアイデアには否定的だ」と語った。

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