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ソニー、最終赤字が5200億円に拡大 税金関連で引当金計上

» 2012年04月10日 16時24分 公開
[ITmedia]

 ソニーは4月10日、2012年3月期の連結最終損益(米国会計基準)が5200億円の赤字になる見通しだと発表した。2月時点の予想から3000億円悪化し、赤字額は過去最大となる。

 米国などで繰延税金資産に対し評価性引当金を計上するためで、現金支出は伴わず、営業損益やキャッシュフローに影響はないとしている。

 米国会計基準により、数年間の累積損失が繰延税金資産の回収可能性にマイナス要因となるため、直近数年間で累積赤字となる見通しの米国グループの繰延税金資産について、評価性引当金を計上することになったため。

 連結の売上高、営業損益、税引き前損益は前回予想から変わらない。売上高は6兆4000億円、営業損益は950億円の赤字、税引き前損益は1150億円の赤字。

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