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Windows 8は起動が速過ぎてブートオプションメニューを出せない?

» 2012年05月24日 17時37分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 次期OS「Windows 8」は起動時間が短か過ぎるため、キー入力でブートオプションメニューを呼び出すのが難しい――。米Microsoftは5月23日(現地時間)、この“問題”を解決するために採用した方法を紹介した。

 Windows 8では、新しい起動方式を採用したことで、Windows 7をコールドスタートさせるのと比べ30〜70%高速化しているという。Microsoftは、ストレージがSSDの場合は、起動時間はわずか7秒ほどになるとしている。これでは、起動プロセス中にファンクションキーを押して割り込むのが難しい。

 そのため、Microsoftは従来のキー入力での割り込みではないブートオプションメニューの起動方法を採用した。

 まず、Windowsに何らかの問題があってうまく起動できない場合は、自動的にフェールオーバー設定になり、ブートオプションメニューが表示される。

 Windows 8のブートオプションメニューは、セーフモード起動やBIOSセットアップ、起動ドライブ選択など、起動関連のすべてのオプションをまとめたものになる。

 boot 1 ブートオプションメニュー

 また、トラブルはないがファームウェアの設定変更など目的でブートオプションメニューを表示させたい場合は、「PC Settings」の「General」タブにある「Advanced startup」の「Restart now」をクリックする。これでWindowsが再起動する途中でメニューが表示される。

 boot 2 Advanced startupの下のRestart nowをクリックする

 あるいは、シャットダウンメニューで[Shift]キーを押しながら「Restart」をクリックすることでも同じことができる。

 boot 3 シャットダウンメニューで[Shift]キーを押しながら「Restart」をクリックする

 さらに、コマンドプロンプトで「shutdown.exe /r /o」と入力することでもブートオプションメニューを表示できる。

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